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 宮越順二教授あて質問状


 新東京タワー(すみだタワー)を考える会は2007年3月19日、電磁波の健康への影響について研究する総務省「生体電磁環境研究推進委員会」委員や、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)委員を務める宮越順二・弘前大学医学部教授に対して、各団体との共同により質問状を送付しました。


2007年3月19日

弘前大学医学部
教授 宮越 順二 様

宮越先生のご研究に係る質問

拝啓 時下ますますご清祥の段、お喜び申し上げます。
私たちは、東京都墨田区に建設が計画されている地上デジタルテレビ放送のための電波塔「新東京タワー(すみだタワー)」から送信される各種電波による健康影響などを心配している市民団体です。

宮越先生は、昨年11月に都内で開かれた「第4回日韓EU米生体電磁環境ワークショップ」、および今年2月に都内で開かれた「電波の安全性に関する講演会」にて、ご発表・ご講演されました。それらの中で宮越先生は、細胞に電磁波を曝露させた結果、小核形成への影響、DNA鎖切断への影響についてお話しされ、ともに熱作用を起こさないような強さの電磁波による影響は認められなかった旨おっしゃいました。特に「ワークショップ」では小核形成について、先生の研究によってREFLEX研究が「再現されていない」とご報告されました。
REFLEX研究と宮越先生の研究では、その条件は、若干異なるとのお話しでしたが、この問題に切実な関心を抱く市民として、ぜひとも、さらに詳しく知りたいと存じます。

先生が取り組まれている研究は、私たち市民の健康問題に関わることであり、私たちは重大な関心を持っております。お忙しいところ恐縮ですが、4月9日までに書面でお返事をいただきたく、お願い申し上げます。

日本学術会議は2004年4月20日の声明「社会との対話に向けて」において、「我々は、科学研究は、社会が享受すべき成果をもたらす反面、社会に対する弊害を引き起こす恐れがあるという正負両面があることを、科学者も社会も明確に理解すべきであると認識する。」として、「子どもたちをはじめとするあらゆる人々と科学について語り合うように、全ての科学者に呼び掛ける。」と述べています。釈迦に説法とは存じますが、ぜひとも私たちの質問にお答えをいただけますよう、お願い申し上げます。

また、このお手紙と宮越先生からのお返事につきましては、リスクコミュニケーションを目的に、一般に公開させていただきますことを、あらかじめご了承ください。
よろしくお願い申し上げます。

敬具

1.宮越先生の研究とREFLEX研究とで、共通するテーマ(小核形成、DNA鎖切断、その他)のすべてについて、それらの研究条件(電磁波の周波数、変調方式、曝露時間、曝露方法(連続曝露、間欠曝露など)、細胞の種類、その他)のうち、何が同じで、何が違うか、それぞれ比較できるよう具体的にお教えください。

2.先生が上記1の各研究条件を選定された理由・目的について、それぞれお教えください。

3.先生が上記1の各研究条件を選定するにあたり、REFLEX研究の計画またはその結果を踏まえていらしたかどうか、お教えください。

4.先生が上記1の各研究を行われた時期を、それぞれお教えください。

5.REFLEX研究について「再現されていない」とおっしゃいましたが、条件が異なる研究どうしを比較する際の条件や意義、限界について、先生のご所見をお聞かせください。

以上

(提出者・五十音順)=代表者名略
OFFで子どもを守る会
ガウスネット(電磁波問題全国ネットワーク)
久留米電磁波公害を考える会(福岡県)
携帯電話基地局建設反対住民の会(久留米市)
携帯電話楡木中継鉄塔建設に反対する会(熊本市)
新東京タワー(すみだタワー)を考える会(東京都)
託麻西小に近接するボーダフォン基地局の撤去を求める会(熊本市)
託麻の環境を守る会(熊本市)
中継塔問題を考える九州ネットワーク
電磁波と健康を考える会・みやぎ
電磁波について勉強する会(熊本市大江)
電磁波問題市民研究会
特定非営利活動法人市民科学研究室
特定非営利活動法人地球環境と免疫系疾患の改善総合研究会(横浜市)
特定非営利活動法人日本消費者連盟(東京都)
ドコモ基地局移転要望の会(久留米市)
VOC-電磁波対策研究会(札幌市)
別府の住環境と子供の未来を守る会(大分県別府市)

(代表提出者)
東京タワー(すみだタワー)を考える会
 

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